― 担当業務とその内容について教えてください
来賓接遇アテンダントとして、VIPの方々への接遇等を担当していました。
― アテンダントに応募したきっかけを教えてください
自分が生きている間に万博で働く機会はこの時しかない!と思い応募しました。
勤めた会社を退職することは勇気がいりましたが、「何かに挑戦するときに、遅すぎることはない」という言葉に後押しされ応募しました。
― 大変だったこと・苦労したことがあれば教えてください
観客アテンダントを希望していたのですが、これまでの経験のためか来賓接遇アテンダントに配属となり、最初はモチベーションが下がってしまい大変でした。でも、講師の先生や周りのアテンダントと一緒に研修に取り組むなかで、少しずつですが気持ちを切り替えていくことができました。
― 楽しかったこと・やりがいを感じたことがあれば教えてください
一番楽しかったことは、たくさんの仲間ができたことです。毎日のショーを無事に、そして、お客様に楽しんでいただくという、当たり前だけれど大切な目標に向かいみんなで協力しあったことは良い思い出です。
20年近くたったいまでも大切な友達として交流が続いています。また、仕事終わりに各国のパビリオンに行きおいしいごはんを食べたことも楽しかったです。特にベルギー館のビールは最高でした。
― 印象に残っているエピソードがあれば教えてください
ショーが始まる前、アテンダント全員が手話で観覧のご案内をしているのをご覧になった耳の不自由なお客様(おじいちゃんとお孫さん)が、ものすごく目を輝かせて「感動しました!」と手話で伝えてくださったことです。人に感動してもらうということはこういうことなのかと実感した瞬間でした。今でも、このご案内の手話は覚えています。
― VIP接遇で特に注意した点、意識した点などはありますか
プロトコール(国際儀礼)の研修をしっかりと受けさせていただきましたので、必要以上に緊張せず自信を持って対応することを意識しました。また、来賓の方はお忙しいスケジュールを縫ってご来館いただいていたので、時間を計算して事前の打ち合わせをしっかりと行なっていました。 小さなミスはありましたが、そのままにせず、チームで話し合い次回の接遇に活かすように心がけていました。 おかげで、大きなミスなく最終日を迎えることができました。
― 万博業務を通しての気付きや学びはありましたか
毎日、少しずつでもより良くしようとする気持ちの大切さに気付かされました。アテンダントだけでなく運営チームの皆さんが少しでもお客様に喜んでもらえるよう、お客様に負担がかからないように様々な取り組みをされている姿勢から多くのことを学ばせていただきました。
― 万博を経験したことにより、今後やってみたいことや将来への展望がどのように変わりましたか
同僚の相談に乗る中で、人を励まし明るく前向きな気持ちになってもらうことに、喜びを感じることに気づきました。結婚後、大学生の就職活動支援に長く携わり国家資格キャリアコンサルタントの資格も取得しました。
― 万博経験者として、万博で働く意義・やりがいなどを踏まえ、 日本開催である大阪万博についてどのように思っていますか
万博で働くことは一生に一度あるかないかのチャンスです。苦しいこともあると思いますが、これまでの人生では得られない人とのつながりや、たくさんの気づきを得て成長できる素晴らしい機会だと思います。愛・地球博が開催された20年前より多様性が認められるようになった現代で多くの方に躊躇せず挑戦してほしいです。